モロッコ王国 タンジェ地域における工業団地事業に関する販売支援について

住友商事株式会社(本社: 東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭 誠之、以下「住友商事」)とタンジェ地中海特別庁(本社:モロッコ王国 タンジェ市、監査役会会長:Fouad Brini、以下「TMSA」)は、TMSAが運営する経済特区の販売を住友商事が支援することに合意し、今般、事業開発契約(Business Development Agreement)を締結しました。

モロッコは、安定した政情に加え、豊富で質の高い労働力を有し、欧州・米州・アフリカ・中東市場を結ぶ戦略的立地にあります。特にタンジェ市は、モロッコ最北端の港町で、欧州大陸とはジブラルタル海峡を挟んでわずか14キロメートルの距離に位置し、古くからアフリカと欧州市場を結ぶ玄関口として栄えてきました。また、近年は自動車産業や航空産業の集積が進んでおり、日系製造業もワイヤーハーネスや電動パワーステアリングなどの自動車部品メーカーの進出が相次いでいます。

TMSAはタンジェ近郊で、タンジェ・フリーゾーン、タンジェ・オートモーティブシティー、テトゥアンパーク、テトゥアンショア、タンジェ地中海港に立地するメッドハブロジスティクス・フリーゾーンの計5カ所の経済特区の開発運営を行っています。TMSA傘下の経済特区では、税制の優遇や関税手続きの簡略化がなされます。また、欧州市場に近接していることから、輸出後最長でも1週間以内に欧州に製品を届けることが可能です。

住友商事は、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、インド、バングラデシュにおいて、経済特区や工業団地を開発・販売・運営し、豊富な知見を有しています。これまでに蓄積したネットワークやノウハウを生かし、TMSA傘下の経済特区の販売支援を行います。また、モロッコならびにタンジェ地域の投資環境や投資優遇制度などの情報提供窓口としての役割を担います。

TMSAは、タンジェを中心とした地中海沿岸地域で、工業団地や港湾などの開発を行う目的で設立された政府系公社です。TMSAが開発したタンジェMED港は2018年時点で約347万TEU(20フィートコンテナ換算単位)の取扱実績を有し、アフリカ最大のコンテナ港となっています。また6月に開港したMEDII港と合わせると、取扱能力は将来的に約900万TEUを見込み、地中海最大規模に達する計画です。

住友商事とTMSAは、モロッコ王国 タンジェ地域での将来的な合弁方式での経済特区共同開発も視野に置きながら、本契約の締結を契機に製造業のモロッコ進出を働き掛けることで、同国における産業の発展・多角化、雇用創出に貢献すべく連携および協力していきます。

【お問合せ】住友商事 海外工業団地部 第一チーム 
飯島/大井/本間  Tel: 03-6285-9652    Mail: miho.homma@sumitomocorp.com

アウン・サン・スー・チー国家顧問 ティラワSEZ訪問

8月21日(水)、アウン・サン・スー・チー国家顧問並びに3大臣(※)にティラワSEZをご視察頂きました。

(※)タウン・トゥン投資・対外経済大臣/チョウ・ティン・スウェ国家最高顧問府大臣/ミン・トゥ連邦政府大臣

当社出資先であるティラワSEZ運営・開発事業会社Myanmar Japan Thilawa Development(以下、MJTD)での 会議では、セ・アウン氏(MJTD取締役、ティラワSEZ管理委員会委員長(計画財務副大臣))、丸山氏(駐ミャンマー特命全権大使)、ウィン・アウン氏(MJTD会長)のスピーチの後、当社からMJTDの社長として派遣されている清水がティラワSEZの概要説明を行いました。その後、入居企業であるヤクルト様、スズキ様、フォスター電機様、ゼィファム様(豪/製薬)の工場をご視察。

アウン・サン・スー・チー国家顧問からは、ティラワSEZ開発について、以下、賞賛の言葉を頂戴しました。

「ティラワSEZはミャンマーのみならずASEAN域内でも誇ることができる素晴らしい成果。私は、何事においてもCoordinationとCooperationが重要だと思っていますが、ティラワでは全ての関係者(ミャンマー/日本、政府/民間、事業者/地域コミュニティ)において、これが全て上手くいっているのだと思います。雇用の創出は勿論大切ですが、インフラ開発がその前提であることをこのプロジェクトは示しているのだと感じました。 」

ティラワSEZへの進出企業様は100社を超え、入居企業様の総従業員数も1万人まで達しており、新たなステージを迎えつつあります。 ミャンマーの経済発展は緒に就いたばかり。関係するステークホルダーの皆様の豊かさと夢の実現に向け、 関係者一同、より一層尽力して参ります。

  

住友商事 海外工業団地部

インド チェンナイにおけるオリジンズ・マヒンドラワールドシティノースチェンナイ工業団地の操業開始について

弊社は、マヒンドラワールドシティデベロッパーズ社(以下、MWC社)と共に、インド タミル・ナドゥ州チェンナイ近郊で開発を進めてきたオリジンズ・マヒンドラワールドシティノースチェンナイ(以下、オリジンズ・チェンナイ)の第一期先行開発区画の造成工事を完了し、本日開所式を実施しました。

インドの2018年GDP成長率は7.3パーセント(出典:2018年10月付国際通貨基金レポート)と主要国最高値です。また、2018年のインドへの日系進出企業数は前年比5.3パーセント増の1,441社を記録しています。タミル・ナドゥ州チェンナイは、古くから「南インドの玄関口」として栄えており、生産・輸出の拠点にするため近年日本企業の進出が増加傾向にあります。

オリジンズ・チェンナイは、タミル・ナドゥ州の州都であるチェンナイ市中心部から北37キロメートルのポネリ郡に立地しています。開発面積は最大約260ヘクタールで、先行開発した第一期区画は、日系企業を中心とした20~30社の入居を見込んでいます。幅広い企業の進出を想定し、土地の最小販売区画は5,000平方メートルから用意しており、レンタル工場の建設も検討しています。

住友商事はこれまで、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ミャンマーで自社工業団地の開発・運営・販売を展開してきました。これまでに培ったノウハウを生かし、敷地内造成やインフラ整備(道路・上下水など)を工業団地側が一括して整備します。また、日本人派遣員によるフルサポートを含め、進出企業が安心して生産に集中できる環境をつくることで、企業のスピーディーなインド進出を支援します。

住友商事はMWC社と共に、オリジンズ・チェンナイへの製造業の誘致を通して、インドにおける工業化や経済の発展に貢献を目指し、今後も日系企業のさらなる進出を後押ししていきます。

 

 

■オリジンズ・チェンナイ 概要

事業主体  : マヒンドラ工業団地チェンナイ社(Mahindra Industrial Park Chennai Limited)

工業団地名 : オリジンズ・マヒンドラワールドシティノースチェンナイ(ORIGINS by Mahindra World City, North Chennai)

所在地 : インド タミル・ナドゥ州 チェンナイ近郊

出資比率 : MWC社 60パーセント、住友商事 40パーセント

総投資額 : 約75億円

開発面積 : 第一期区画:約107ヘクタール(先行開発)

     第二期区画:約150ヘクタール

※ホームページ リニューアルのお知らせ

平素より、住友商事 海外工業団地部のホームページをご利用頂き、
誠にありがとうございます。

今般、ホームページをリニューアルしましたので、お知らせ致します。

今回のリニューアルでは、ご利用される皆様にとって、
より情報が 探しやすいよう構成やデザインを全面的に刷新致しました。

リニューアルに伴い、各ページのURLが変更になりましたので
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場合は、新しいページのURLへの登録変更をお願い致します。

ご質問、お気づきの点ございましたら、お問い合わせページより
ご連絡頂けますと幸いです。

これからも、引き続きご利用の皆様のお役に立つ情報のご提供や、
内容の充実に努めて参ります。

今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

2019年4月18日 住友商事 海外工業団地部